MtGにはまった中学時代
遊戯王カードが流行っていた中学時代、ろくへいたちの学校ではそのネタ元とされるマジック:ザ・ギャザリング (Magic: The Gathering、以下MtG)がより熱いブームをおこしていました。
しかしトレーディングカードはお金がかかる(´Д`;)
当時……というかずっと親からのお小遣いがなかったろくへい。けれどMtGをしたい……。
そんなろくへいは時々おじいちゃんからもらえるお小遣いをなんとかやりくりして遊んでいました。
他のトレーディングカードゲームでも同じだと思いますが、お金がないときは一種類(1つの属性)のカードでデッキを組むのがもっとも安上がりな強化方法。
当時のクラスメイトの中ではこれに気付いたのが自分ぐらい……といったら、何か自分に才能があったような言い方ですが、そんなことはなく、たまたま少ないお小遣いでテーマデッキ(ポータルセカンドエイジの“ゴブリンの火”)を買ったのがきっかけでした。
自分は上記“ゴブリンの火”を軸に、赤属性のカード、とくにゴブリン軍団を集めていきました。
カードのコレクトに関してもむやみにパック買いをせず、このデッキを強化するのに必要なカードを単品で買ったり、ちょっといいレアとあまり人がほしがらないゴブリンのレア数枚を交換していきました。
またパックをやたらめったら買わない代わりに、MtGのハウツー本を購入し、どうしたら強くなれるのかを研究していきました。
特にベス・モーザント『マジック:ザ・ギャザリング 公式プレイングガイド』は擦り切れるほどよみました(笑)
そしていろいろな人と対戦して戦術面を補強し、ろくへいのゴブリン軍団は最終的には信じられないほどお金をつかっている同級生にも勝てるようになってきました。(当時としてはこのような言葉を知らなかったのですが、いわゆる「札束」デッキですな(笑))
弊害としてはあまりにゴブリンを使いすぎたため、ゲームショップで見知らぬ人にも「あ、ゴブリン」と言われるようになったことです(笑)
多くのお金がなくても、創意工夫と努力である程度のことは乗り越えられる。
MtGを通じて中学生時代から、このように考えるようになりました。
しかし相手も創意工夫を重ねているならば……
そんなわけで「MtGならろくへい」みたいな感じでご満悦な時間を過ごしていたのですが、ある時「中学生の間、MtGはお預けだ」と思い、一時MtGを封印することになりました。
こんな考えに至ったのは、友達といっしょに大学生が集まってMtGの練習をしている公民館にいったことがきっかけでした。
大学生になるとお金もある、賢い、そして独自の情報源をたくさんもっている(当時はインターネットがあまり普及していなかったので、人とのつながりがすごい重要でした)。
こんな人たちにかてっこない!\(^o^)/
結局創意工夫でどうにかなるのは同級生が相手なときに限ります。
同じく創意工夫して、さらに努力をしている相手を負かすには、ある程度の資本が必要だ!
そう考え、中学生のろくへいはMtGから遠ざかりました。
「大学生になったら、必ず強くなって見せる!」
そう固く誓ったのですが、それはまた別の話で。