歴史の出来事を順に並べよ
……といわれると、受験勉強を思い出していやな気分になってきますが、タイムラインはそんな歴史雑学カードゲームです(笑)しかしなぜか面白いゲームです。
ルールだけ聞くと、歴史の知識がものを言いそうですが、あまりにもコアな歴史の出来事を採り上げているので教科書レベルの知識では通用せず、かなりめちゃくちゃなゲーム展開になってきます(^Ω^;)
「缶切りがいつ発明されたかなんてしらないよ~!」って笑いながらできるカードゲームです。
タイムライン 基本情報
タイムライン(日本語版) | ||
発売元 | ホビージャパン | |
プレイ人数 | 2~8人 | |
対象年齢 | 8歳以上 |
タイムラインのルール・遊び方
簡単なルール説明
タイムラインのルールは非常に簡単です。
タイムラインは歴史上の事件、発見、発明などの名称が書かれた全220枚のカードを使用します。
ゲームの目的はこの歴史カードを年代順に正しく並べることです。
カードは年号が書かれてある面と書かれていない面がありますが、書かれていない面を表にしてプレイヤーに遊びたい枚数を配っていきます。(だいたい7枚ぐらいでしょうか?)
カードを配られたプレイヤーも年号の面を見てはいけません。
全員にカードが配られたら、ゲームスタート!
はじめに、プレイヤーに配られなかったカードをまとめた山札から一番上のカードを1枚、年号の面を表にして公開します。
その後、一番初めのプレイヤーは自分の手札を1枚場に出します。その際、出ているカードより年代が古いか新しいかを宣言しなければなりません。(古いと判断したら最初のカードの左に、新しいと判断したら右に置きます)
そしてカードの年号を公開し、宣言が当たっていたらそのまま場にカードを残します。宣言が外れていればそのカードははずれカード置き場に行き、間違った宣言をしたプレイヤーは手札を1枚追加されます(つまり間違え続ける限り手札は減りません)
最初のプレイヤーの番が終わったら、次のプレイヤーがカードを置きます。
この時から重要になるのはすでに場に出たカードを加味して、プレイヤーはカードを置かなければならないということです。
例えば、最初に「顕微鏡の発明(1615年)」が山札から場に出たとします。
次に最初のプレイヤーが「モールス信号の発明(1838年)」を無事に場に出せたとします。
次の手番のプレイヤーは「ワーテルローの戦い」を場に出したいと思っていたとすると、①「モールス信号の発明(1838年)」より新しい年代と宣言する、②「モールス信号の発明(1838年)」から「顕微鏡の発明(1615年)」の間の期間の出来事であると宣言する、③「顕微鏡の発明(1615年)」より古い出来事であると宣言する、以上3つの中から選んでカードを置かなければなりません。
さて、2番目のプレイヤーはなかなかの歴史マニアで、ワーテルローの戦いが1815年の出来事であるとバッチリ覚えてました。
そのため、2番目のプレイヤーは「ワーテルローの戦い」のカードを「モールス信号の発明(1838年)」のカードと「顕微鏡の発明(1615年)」との間に置き、カードをオープンしました。「ワーテルローの戦い」は1815年の出来事なので、もちろんセーフ!2番目のプレイヤーは無事カードを1枚使うことができました。
次に3番目のプレイヤーは自分の出そうとするカードが①「モールス信号の発明(1838年)」より新しい年代と宣言する、②「モールス信号の発明(1838年)」から「ワーテルローの戦い(1815年)」の間の期間の出来事であると宣言する、③「ワーテルローの戦い(1815年)」から「顕微鏡の発明(1615年)」の間の期間の出来事であると宣言する、④「顕微鏡の発明(1615年)」より古い出来事であると宣言する、以上4つの中から選んでカードを置かなければなりません。
こうした手順を繰り返し、カードを年代順に正しく並べながら全ての手札を使い切ったプレイヤーがこのゲームの勝者となります。
推理力で知識の差をカバー
タイムラインは成功したカードが増えれば増えるほど、カードを出しにくくなるゲームです。
最初の内は「1800年代の出来事だったと思うんだけど……」というレベルの知識でもカードを置けますが、最後の方になるとそれではなかなかカードが置けなくなってしまいます。
ではどうすればよいのか?
タイムラインを楽しむために必要なのは、「このカードに書かれてある出来事をぜんぜん知らないからテキトーに置いちゃえ」という精神ではなく、「場に出ているカードから判断してだいたいここに置けるだろう」と考える推理力です。
銃の発明がされる前から銃士隊が結成されるはずはないですし、アメリカ大陸の発見の前にメイフラワー号がアメリカに到着することもないでしょう。
あまり勝負を気にせず、みんなで考えあって答えていくのも面白いかもしれませんね(笑)
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