パーティーゲームの王様・人生ゲーム
こどもからおじいちゃん・おばあちゃんまで誰でも遊べるボードゲームといえば人生ゲームです。
ボードゲームをあまりやったことがない人でも、これだけはプレイしたことがあるという人は多いのでは?
基本的には運任せながらも、お金の計算やそれこそライフプランを誤ると一大事!
トップを走っていても最後の最後まで逆転されるかもしれないというスリルがたまりません。
人生ゲームってどんなゲーム?
日本でもおなじみの双六(すごろく)のように、人生ゲームもスタート地点からできるだけ早くゴール地点に到着することを目的としています。しかし、最終的な順位はゴールにたどり着くまでに獲得した所持金によって決定します。
人生ゲームの面白い所は、スタート地点からゴールまでの道のりを人生に見立てていることです。就職をして、結婚をして、子供ができて、財をなして……。そしてゴールには輝かしいハッピーエンドがまっています。
日本の双六のようにサイコロを使わず、ルーレットを使っているところも人生ゲームのアイコンの1つになっていますね。
運要素は強いけれども……
人生ゲームの勝敗の大部分はルーレットが決めています。しかし、財テクをすることによって、運要素とは別に財をなして勝利に近づくこともできます。
「生命保険」・「株」という言葉を人生ゲームを通じて覚えた子どもも多いのではないでしょうか?
大人になってからでも面白い
昔人生ゲームを遊んだお父さん・お母さんは、最近の人生ゲームをすると驚くのでは?なぜ驚くのかと言われれば、その内容がけっこう変わっています。
たとえば、昔は「花粉症」がそれほど世間に浸透していなかったせいか、「花粉症にかかる」なんてコマありませんでしたが今ではあります。
また、最近ではプレイヤーに厳しいマスの多い人生ゲーム獄辛(ごくから)や、新語・流行語大賞の内容を取り入れた人生ゲーム オブザイヤーなるものまであります。
それに職業にしても、現代に合わせた内容です。
人生ゲームは、そのときどきのトレンドなども反映されていますので、まさに年末のテーブルゲームにぴったりだと思いました。
「昔はこんなイベントマスがあってね~」、「最近はこんな職業があるのか」と話をしながら家族でわいわい遊びたいですね。
意外に長い人生ゲームの歴史
人生ゲームの原型は1860年ごろ、アメリカで印刷業を営んでいたミルトン・ブラッドリー (en:Milton Bradley) という24歳の若者によって考案されたようです。発売当初の生では「The Checkered Game of Life」。波乱万丈の人生というゲーム……といったところでしょうか?
さて、そのアメリカ生まれの人生ゲームを現在のタカラトミーが1968年から発売します。
その後の詳しい歴史はタカラトミーの人生ゲームのページ内に記されています。