「人狼ゲーム」は10代向けのレクリエーションとして適切か?

10人前後の子どもがあつまるなら、やっぱり人狼かなぁ

2月のはじめに図書館で活動しているサークルさんと合同で子供向けリクリエーションを行うことになりました。

それはいいのですが、打合せの際「それなら人狼ゲームしましょう」と言ってしまったものの、本当に10代にとって人狼ゲームが面白いのか不安になってきました。

10代のレクリエーションとして人狼がふさわしいと思う点、少し不安な点を以下にまとめてみました。

10代のリクリエーションとして人狼が優れていると思われる点

  1. 大人数でも遊ぶことができる
  2. 必要になる設備・道具が少ない
  3. ルールがそこまで難しくない

10代のリクリエーションとして人狼が不安な点

  1. コミュニケーション系のゲームは向き不向きが激しい(上手くしゃべることができない人がいるのではないか?)
  2. 村人役の人がつまらない
  3. 襲撃された人・処刑された人がつまらない

解消できる不安点か?

今、人狼ゲームで不安なのが「みんなで遊びましょう~~」っていう子ども会で処刑されたり・襲撃されたりして何もできなくなってしまうプレイヤーが出てきてしまうこと。

そして、ある意味はずれ役職の村人をひいてしまった人が楽しめないのではないかという点。

この2つが最大の悩みの種ですが、どうにか解消できないかといろいろと考えています。

例えば、プレイヤー全員に役職をつけたり、襲撃された人も会話に参加できるなど……。

また、あまり理詰めでも面白くないので、運要素も増加させることができたらなぁと思っています。

こいこい(花札)

花札のポピュラーな遊び方・こいこい

こいこい

花札はトランプに比べてなかなか遊ばれないカードゲームになってしまいました。

しかし、細田守監督の『サマーウォーズ』でこいこいの存在を知り、「ちょっとやってみたいな」と思った人も多いのでは?

こいこいに限らず、花札は猪鹿蝶や五光など役が覚えにくいようなイメージのあるゲームですが意外と簡単に遊べるゲームです。

こいこいでやらなければいけないことは「同じ札をとるだけ」です。なので、こいこいは役を覚えなくても基本的には遊べるゲームです。

10枚札をそろえればそれを役として出すことが出来て、1ゲームが終わった後のめんどくさい点数計算で勝ったかどうかというのは花札のルールの紙を見ながらだってできます。

とはいえ、ある程度高い点数であがるためには、やっぱり役を覚えていかなければなりません。

とはいえ、覚えやすい役も数多く存在します。

例えば赤短青短のように、明らかに他の札にはないような特徴的な短冊の入った札を集める役だったり、「月見で一杯」「花見で一杯」のように盃の入った札と桜か月の札を一緒にそろえるような覚えるのは二枚だけという役もあります。

そのため、初心者同士でも同じ札をとるというルールさえ知っていれば楽しむことが出来、だんだん慣れてどんな札かを覚えればもっと楽しくなると思います。

こいこいのルール ―Wikipediaより―

競技の流れ

  1. 競技を始める前に、最初の親と子を決定する。2人で札を引き、札種の月が早い札を引いた者が親、もう一方が子となる。
  2. 場に8枚、手札が親子それぞれ8枚となるように札を配り、残りは山札として伏せておく。
  3. 競技者は親から交互に次の行動を繰り返す。
    1. 手札から1枚取り出して場に出す。このとき、同じ札種(同じ月、植物)の札が場札にあれば、2枚は自分が獲得した札となり、自分の脇に置く。なければ場札に加えられる。
    2. 山札をめくって場に出す。同様に、めくった山札と同じ札種の札が場札にあれば、2枚は自分が獲得した札となり、自分の脇に置く。なければ場札に加えられる。
  4. 自分の番が終了した時点で獲得した札によって役が成立していれば、競技を継続するかしないかを決めなければならない。競技を継続する場合の呼称が「こい」(または「こいこい」)であり、この競技の名称にもなっている。
  5. 競技を止めた場合、止めた者に成立した役によって得点が入る。もう一方の者は自分に役が成立しているかいないかに関わらず0点となる。
  6. 一つの競技が終わったら札を混ぜて札を配り直し、次の競技を始める。最終的な勝敗が決まるまでこれを繰り返す。親と子については、前の競技で得点を挙げた者を親とする方法と、前の競技の結果に関係なく親と子を交互に繰り返す方法がある。

こいこいで一般的に採用される出来役は以下の通り。点数1は任天堂サイト内のルール、点数2はSDINの花札のルール。

役名 説明 点数1 点数2 組み合わせ
五光 光札5枚 10点 15点 Kintengu 01s.pngKintengu 03s.pngKintengu 08s.pngKintengu 11s.pngKintengu 12s.png
四光 光札のうち柳に小野道風を除く4枚 8点 10点 Kintengu 01s.pngKintengu 03s.pngKintengu 08s.pngKintengu 12s.png
雨四光 光札のうち柳に小野道風を含む4枚 7点 8点 Kintengu 01s.pngKintengu 03s.pngKintengu 11s.pngKintengu 12s.png(1例)
三光 光札のうち柳に小野道風を除く3枚 5点 6点 Kintengu 01s.pngKintengu 03s.pngKintengu 12s.png(1例)
猪鹿蝶 萩に猪・紅葉に鹿・牡丹に蝶の3枚 5点 6点 Kintengu 07s.pngKintengu 10s.pngKintengu 06s.png
赤短 松・梅・桜の短冊3枚 5点 6点 Kintengu 01h.pngKintengu 02h.pngKintengu 03h.png
青短 牡丹・菊・紅葉の短冊3枚 5点 6点 Kintengu 06h.pngKintengu 09h.pngKintengu 10h.png
たね 種9枚のうち任意の5枚 1点 1点 Kintengu 02s.pngKintengu 04s.pngKintengu 05s.pngKintengu 07s.pngKintengu 08h.png(1例)
たん 短冊10枚のうち任意の5枚 1点 1点 Kintengu 01h.pngKintengu 02h.pngKintengu 05h.pngKintengu 07h.pngKintengu 10h.png(1例)
かす 任意のカス10枚 1点 1点 Kintengu 01d.pngKintengu 03d.pngKintengu 03c.pngKintengu 04d.pngKintengu 06d.pngKintengu 06c.pngKintengu 08d.pngKintengu 09s.pngKintengu 09d.pngKintengu 12d.png(1例)
  • 「菊に盃」の札は特殊で、かす札の枚数に算入することができる。
  • 「たね・たん・かす」の3役は、「こい」の宣言後に枚数が増えた場合、1枚ごとに1点増しとなり、そこで新たな役が成立したとみなし競技を止めることができる。

このほかに、任天堂のサイトでは以下の出来役をオプションで認めている。

役名 説明 点数 組み合わせ
花見で一杯 桜に幕・菊に盃の2枚 5点 Kintengu 03s.pngKintengu 09s.png
月見で一杯 芒に月・菊に盃の2枚 5点 Kintengu 08s.pngKintengu 09s.png

その他、地域やグループによって異なる出来役が採用される場合がある。

手札を出し終えても出来役を得られなかった場合は(「こい」を宣言したまま追加の役ができずに終わった場合を含む)、引き分けになり、点数は計算されないのが普通である。しかし、以下のどちらかの役になる場合がある。

つかず
子の勝ちとして、子に得点を与える。
親権
親の勝ちとして、親に得点を与える。

いずれも「こい」をしなかった場合に限る場合もある。

任天堂のサイトでは、手札の中に以下の手役ができていたときは、6点をもらって、次のプレイに移るとしている。

  • くっつき(同じ月が2枚ずつ4組ある)
  • 手四(同じ月が4枚ある)

その他

  • 最初に同じ月の札が場に4枚でたときは、配りなおす。
  • 最初に同じ月の札が場に3枚でたときは、残り1枚で全部取ることができる。

魚雷戦ゲーム

半世紀近く愛されているゲーム

魚雷戦ゲーム 魚雷戦ゲーム
開発元 エポック社
プレイ人数 2人
対象年齢 5歳から
本体サイズ パッケージ460mm×60mm×270mm

魚雷戦ゲームはエポック社の対戦型のボードゲームです。エポック社にとって野球盤と双璧をなすゲームで、子供の頃に遊んだというお父さんお母さんは多いと思います。デジタルゲームに慣れ親しんだ今の子供でもマニュアルや攻略本なしですぐに楽しめ、新鮮な楽しさを覚えるでしょう。

ルールは至って簡単。50cm×25cmほどの大きさのボードで向い合って対戦します。

海をモチーフにした盤上にプレイヤーは的となる戦艦を3つずつ置きます。

プレイヤーは魚雷に見立てた金属の玉を装置から発射して、相手の戦艦に命中させて先に3つ沈没させたほうが勝ちとなります。

初代は1967年の発売ですが、デジタル全盛のこの時代にいまだに販売されているということは、一度やったらハマる面白さがあるからだと思います。

3Dゲームと言っても所詮は液晶に表示されるデータにすぎませんが、こうしたボードゲームは遊んでいる本人のみならず他の人も見て楽しむことができるため、家族や友達どうしで遊ぶことができます。

ゲームで効果的なコミュニケーションを

ゲームで培われるコミュニケーション

コミュニケーション

結成された直後のチームメンバーや、はじめて会った人。

そんな人たちとすぐに仲良くなれたらいいのにとよく思うのですが、そんな時はやっぱりゲームが役に立ちます。

今回は年齢・場面問わずに楽しめるコミュニケーションゲームをご紹介いたします。

Human Picture

Human Pictureは、コミュニケーションスキルを強化するのに役立ちます。

数人でチームを作り、リーダーを決めます。

リーダーは、チームの残りのメンバーの姿が見えないように、カーテンの裏や壁の後ろに隠れます。

リーダーは、それぞれ異なった形が描かれたインデックスカードを受け取ります。

リーダーは残りのメンバーに彼らの体だけで引き当てたカードの形をつくってもらいます。

リーダーはどんな形のカードをひいたのかをチームメンバーに伝えることはできません。

直接形を伝えずに、残りのメンバーの姿が見えない中で目的の形をつくっていかなければなりません。

Whispers/伝言ゲーム

Whispers(伝言ゲーム)では、ゲームの参加者は円になって座ります。

文章(一文)を作成する1人をはじめに指名します。文章を考え終わったら、最初の人にその文を伝えます。

そしてその人は、彼の右の人にメッセージをささやき、一人一人が、メッセージが最初の人に戻って取得するまで右に人にメッセージを伝えていきます。

最後の人は、それがどれだけ変化したかを見るためにはじめに考えた原文と比較し、文を繰り返します。

Blind Leading

Blind Leadingではチームの1人が目隠しをします。

イスやごみ箱などのあまり危険でない障害物とゴールを設置したらゲームスタート。

目隠しをしているメンバーがゴールに到着することが目的です。

チームの残りのメンバーは、口頭で障害物の場所やゴールの方向を伝えます。

このゲームでは信頼関係や人の話を聴く力が養われます。

参考

人狼ゲーム

ネットから再ブレイク!

「人狼ゲーム」を知っていますか?平和な村を襲いに来た人狼を会話の中で探し出して、処刑するというテーブルゲームです。それだけのゲームなのに、「だれが人狼なのか」とプレイヤーは疑心暗鬼に陥り、さながら推理小説のキャラクターになった気分になります。

人狼ゲーム自体は昔からあったのですが、ネットで人気に火が付いて、今ではオンラインでゲームが楽しめるようになりました。

オンラインでできるようになったといっても、やっぱり人狼ゲームのだいご味は人と人とが直接会って話し合う「対面」戦です!現在ではいろんなところで人狼ゲームのオフ会が開催されています。

初心者向けのオフ会から、上級者を対象にしたものまで様々です。

「なんかゲームのオフ会って男臭そう……」というイメージもあるかと思いますが、意外と女の子の参加者が多いのも人狼ゲームの特徴。

男の人は賢さ比べに来ている人が多いのかもしれませんが、女の人は身近にあるスリルを楽しんでいますよ。
続きを読む 人狼ゲーム

10代のこどもが楽しめるオススメボードゲーム・カードゲーム

感性に頼るゲームがオススメ!

InplayIngが実際に10代のこどもと遊んでみたゲームの中で、評判・反応が良かったものをリストアップしました。

10代のこどもたちとリクリエーションのためボードゲームやカードゲームをやってみたいけど、どんなゲームで楽しんでもらえるのやら……。

こうしたことでお悩みの方は、ご参考にどうぞ!

続きを読む 10代のこどもが楽しめるオススメボードゲーム・カードゲーム

ブラックジャック【トランプゲーム】

トランプゲームの定番遊び!ブラックジャック!

ポーカーと並んでトランプゲームで人気を二分しているのがブラックジャックです。

2人以上から遊べるブラックジャックはちょっとした空き時間でもできますし、チップをそろえて損得を考えながらじっくりと遊ぶこともできます。

難しいルールではないので、だれでも簡単に楽しめます!

ただし、実際のお金を使った賭け事はご法度!

ブラックジャックの基本的なルール

ゲームの準備

遊び方はカードを配る人・ディーラーを1人、その他のプレイヤーが必要です。トランプはジョーカーをのぞいた52枚を使います。チップを用意します。

ゲームの目的

ブラックジャックはカードの数字の合計を21に近づけるゲームです。
プレイヤーは配り手(ディーラー)に勝つことを目指します。

ゲームの流れ

  • プレイヤーはチップをかけます。
  • ディーラーはディーラー自身とプレイヤーにカードを1枚ずつ、2枚配ります。
  • ディーラーのカードは1枚目を隠して、2枚目は見せます。
  • プレイヤーは2枚とも見えるように配ります。
  • プレイヤーは、ヒット(カードを1枚要求する)またはスタンド(今の手で勝負する)を選びます。
    • もしも21を超えてしまったらバースト、プレイヤーのチップは没収になります。
  • 配り手(ディーラー)は自分のカードを見せます。
  • ディーラーは、自分のカードが合計17以上になるまでカードを引きます。
    • ディーラーのカードが21を超えた場合には、プレイヤーの全員勝利になります。
  • ディーラーのカードが17以上になったら、プレイヤーのカードと比べて勝敗を決めます。
    • ディーラーが勝った場合はプレイヤーのチップは没収されます。
    • プレイヤーが勝った場合はプレイヤーがチップを受け取ります。

探せばあるブラックジャックの大会

さすがに身近にあるとまではいえないですが、ブラックジャックの大会は探せば見つけることができます。

現在ではオンライン上の大会などもありますので、興味がある方は検索してみてください。

手塚治虫のキャラクターの元ネタではない

手塚治虫の漫画には『ブラック・ジャック』というものがありますが、こちらは海賊のどくろの旗を「ブラック・ジャック」ということから来ています。

手塚治虫本人もコミックでトランプゲームとは無関係であるとしています。

どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム+2

意外と子どもの勉強にも使える?どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム+2

どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム+2
子どもといっしょに何かボードゲームしたいけど、何がよいのだろう?

そんなときはどこでもドラえもん 日本旅行ゲーム+2がよいかもしれません。

ドラえもんなら子供でも大人でも誰でも知っているので楽しめるはずです。

このゲームのいいところはゲームボードが日本地図になっていて、日本各地の有名な事柄が書いてあるカードがあり、日本地図はもちろん地方の特産品や名物まで覚えられることです。

子供は特に覚える力が早いので小学校に行ったときに、あの時ドラえもんすごろくでやった物だと思い出してくれそうです。

お金も出てくるので子どもの計算力向上にも役立つと思います。

このゲームでは1つのボードゲームで3種類のすごろくが楽しめるのもお得感があり、魅力の1つですね。

2014年、ボードゲーマーたちの平均購入金額は154,999円 ―TGiWさんのブログより―

1ヶ月1万円計算……フツウだな!

ボードゲームの情報サイトTable Games in the Worldさんが独自に調査・集計した結果、日本のボードゲーマーたちが2014年にボードゲームに費やした……もとい投資した金額の平均は154,999円だったそうです。

【出典】
Table Games in the World
ボードゲーム消費金額2014、平均は15万5千円
http://www.tgiw.info/2014/12/buy2014_result.html

けどまぁ趣味に15万5千円は普通フツウ!

だってほら、ボードゲームって1つ5,000円くらいするし、1ヶ月たった3つのゲームしか買えてない。

そう考えると、むしろ少ないんじゃないかな?

ドラゴンクエストのボードゲームって知ってる?

謎のゲーム「ドラゴンクエストのボードゲーム」

ボードゲームにも様々なものがあります。全くオリジナルのものもあれば、既存のテレビゲームにあやかったものも多数存在します。

さて、今回はあの有名なRPG・ドラゴンクエストのボードゲームについて、記事を書いていきたいと思います。

続きを読む ドラゴンクエストのボードゲームって知ってる?