もちろんバニラクリーチャーのことだ
風邪をひいて休んでしまった日。「風邪をひいた」と言ってウソをついて休んだ日。
子どものころは「せめてちょっとは勉強しないと」と思ってNHKの教育番組を見ていました。
夕方、親が仕事から帰ってくると、手にはバニラアイスがあったものです。
思うように動かない体を起こして食べるバニラアイスは絶品!
さぼって食べるアイスもまた絶品!
大人になって風邪をひいて休んでしまった日。気乗りしなくて「風邪をひいた」といって友達との遊びをドタキャンした日。
もうバニラアイスを買ってくれる親はいません。
そして教育テレビをみる歳でもなくなりました。
いつからでしょう。
そんなとき。
そんなときは。
バニラクリーチャーのフレーバーテキストを読んで休みを過ごすことにしました。
バニラクリーチャーとは?
バニラクリーチャーとはトレーディングカードゲーム・マジックザギャザリング(以下MtG)において、何の特殊能力ももたないクリーチャーを指す。
基本的にトッピングされることもなく、バニラアイスとは違い愛好家も少ない。
しかしバニラクリーチャーの唯一の見どころはその余りあるスペースを利用したフレーバーテキスト。
ゲームを盛り上げるため、ちょっとした物語が書いてありますね。
風邪で休んだ日はこのフレーバーテキストを片っ端から和訳していくと、いつの間にか寝られますし、TOEIC980点も夢じゃありません。
まったく有意義な休みの過ごし方です。
ちなみに現実では親がバニラアイスを買うことなどなく、子どもの時代からバニラクリーチャーたちと遊んでいました。